中京4失点で初陣飾れず 赤堀主将「場にのまれた」

大分に敗れた中京イレブンは肩を落としスタンドへあいさつに向かう(撮影・横山健太)

<高校サッカー:大分4-1中京>◇1回戦◇31日◇柏の葉

 初出場初勝利を目指した中京(岐阜)は、初戦で姿を消した。

 前半2分、主将のMF赤堀凌太郎(3年)が左足を振り抜いて先制した。だが、その後は大分の猛攻を防げずに、4連続失点した。9度目出場の相手に、経験の差を見せつけられた。福留直人監督(55)は「点が早く入りすぎて、次の点を狙いにいくことができなかった」と敗因を分析。リベンジに向けて「9回目なのか初なのかが出た。常連校になっていけるようにしたい」と話した。

 赤堀は「自分たちは場にのまれてしまった。緊張していたかもしれない」と悔しさを口にした。後輩たちに向けて、「出場はしたので、次は満足せずに全国でも勝ちにこだわって欲しい」と、エールを送った。