鹿島学園、好機作れず敗退 鈴木監督「出直します」

敗れた鹿島学園GK木村(右から2人目)は泣きじゃくる(撮影・山崎安昭)

<高校サッカー:東海大仰星1-0鹿島学園>◇2回戦◇2日◇ニッパ球

 負傷のエースFW上田綺世(あやせ、3年)をスタメンから外した鹿島学園(茨城)が、得点チャンスを作れず、東海大仰星(大阪)に力負けした。相手の速攻と、両サイドを広く使う波状攻撃に苦しんだ。

 初戦の高川学園戦(2-1)で2得点したエースは、後半21分から出場した。しかし、シュート数1本に対して相手は15本と、相手に一方的に傾いていた流れを変えることはできなかった。前線で粘ってシュートを1本打っただけ。結局後半ロスタイム直前に速攻を許し、失点を喫して万事休す。

 鈴木雅人監督は「上田がケガしていたため、前線でボールが収まらなかった。前線で起点ができなかったため、全体的に展開も苦しかった。出直します」と話した。