東海大仰星・見野が劇的決勝弾「次も最後まで走る」

後半、決勝点を決めた東海大仰星MF見野(中央)は終了の笛に合わせてガッツポーズ(撮影・山崎安昭)

<高校サッカー:東海大仰星1-0鹿島学園>◇2回戦◇2日◇ニッパ球

 東海大仰星(大阪)が、終了間際にFW見野龍太郎(3年)の右足シュートで、鹿島学園(茨城)を下した。

 グラウンドをワイドに使う波状攻撃で相手ゴールに迫ったが、なかなかゴールが奪えない。そこで、中務雅之監督(34)は3年間、スタメン出場わずか1試合のFW松山樹生(3年)を後半16分に最前線に投入した。残り5分でFW見野を右サイドに開かせ、攻撃に幅をさらに広げた。

 結局は、松山が前線で粘って右サイドから駆け込んだ見野が右足で決勝点を生んだ。見野はヒーローインタビューで「あれは松山のゴールです。体力には自信があるので、次も最後まで走り続けます」と、3日に等々力で行われる3回戦の富山第一戦に向けて気合を入れた。