富山第一、秘密兵器9種のフリーキック使わずに完勝

前半、富山第一MF窪喜(右)は那覇西DF伊波と競り合う(撮影・山崎安昭)

<高校サッカー:富山第一4-1那覇西>◇2回戦◇2日◇ニッパ球

 富山第一が後半14分までに4点を重ね、楽に勝ち進んだ。開始7分で直接FKが相手のオウンゴールを誘い、先制した。その後も最前線からのプレスで相手を慌てさせ、速攻を連続で仕掛けて得点につなげた。

 大塚一朗監督(52)は「途中から投入した2年生がもっと実力を発揮してくれたらよかったと思うけど、失点場面も含めてミスが目立った。宿舎に帰って修正します」と話した。

 県予選からセットプレーでの得点が多く、位置によって9種類のトリッキーなFKを武器にするが、この日は監督の指示もあって、披露しなかった。チーム3点目を右足で決めたFW本村比呂(3年)は「次からはセットプレーが大事になると思うので、少しずつ解禁になると思います。個人的にもコンディションがいいので、次も得点したい」と話した。