山梨学院2大会ぶり16強、小林主将「体を張った」

後半、尚志MF尚志加藤(右)にゴールを決められ悔しがる山梨学院GK大野(撮影・下田雄一)

<高校サッカー:山梨学院2-1尚志>◇2回戦◇2日◇駒沢

 09年度優勝校の山梨学院が、戦術変更がピタリとはまって2大会ぶりに16強入りした。

 後半7分に先制された直後に、ロングボール中心の攻撃をつなぐサッカーに変えた。サイドへの展開も増えて、尚志(福島)のDFラインとをMFの間のスペースが広くなった。そこを突いて後半14分にFW宮崎純真(1年)が同点とし、同26分には主将の小林友也(3年)が勝ち越しゴールを奪った。

 安部一雄監督(54)は「点を取られた時間が早かったので、1つ(パスを)つないで(ライン)を押し上げる。そこがはまった」と話した。

 左足首を痛めているエースFW加藤拓巳(2年)を欠きながらの逆転勝ち。小林主将は「1人1人が勝ちたい気持ちが強い。体を張ってゴールも守れ、守備の意識も高い」と胸を張った。【久野朗】