青森山田MF郷家、またロングスローで得点演出

東海大仰星対青森山田 前半、ゴール前へロングスローを入れる青森山田MF郷家(撮影・狩俣裕三)

<高校サッカー:青森山田2-1東海大仰星>◇準決勝◇7日◇埼玉

 青森山田MF高橋壱晟(いっせい、3年)が前半41分に勝ち越し弾を決め、東海大仰星(大阪)に2-1で勝利した。

 高橋の決勝点は、MF郷家(ごうけ)のロングスローが呼び込んだ。「全国で3本も決まって不思議」と振り返ったとおり、今大会だけで3得点に絡んだ。

 昨年の4強に貢献したロングスローの名手、原山海里(19=東学大)に「柔軟性がある。柔らかいとしなりがいい」と素質を見いだされ、技術を指導された。この日観戦した原山は「質が変わり、ふんわりからライナー性になった。ライナーの方が点が入る」と後輩の成長を口にした。

 青森山田は高さが武器の1つで、ロングスローは頭で触るだけで得点になりやすい。郷家は「攻撃のアクセントになっている」と、決勝へ向けて自信を深めていた。