盛岡菊池監督「岩手に恩返し」新加入6選手と会見

盛岡の菊池新監督(中央)と手を合わせる新加入選手の、左から金、福田、中島、1人おいて田中、今関、菅本(撮影・久野朗)

 J3盛岡を今季から指揮する菊池利三監督(43)が11日、盛岡市内で新加入6選手とともに会見した。

 カズ(三浦知良、49)やラモス瑠偉(59)らがいた、V川崎(現東京V)などで活躍した菊池監督は岩手・遠野市出身で、初めてのJリーグの監督生活を故郷からスタートさせる。「選手として29歳までやった。今後は指導者としてJリーグの舞台に立ちたいと思っていた。指導者として岩手に恩返しできれば」と、地元愛を心に秘めていた。

 昨季のJ3で、盛岡は16チーム中13位と苦しんだ。総得点43は5位の一方で、総失点47は13位タイと守備に課題を残した。菊池監督は「点は取れるが、点を取られる。その失点を減らせば勝ち星は増える」と話した。今季からチーム数は17となり「中位まで行けたら」と目標を掲げた。