新潟Lが新戦力披露 3位以内&皇后杯優勝を目差す

今季の活躍を誓う新潟レディースの新加入選手。左からMF千野、MF園田、辛島監督、GK高橋、MF山谷

 なでしこリーグ新潟レディースの新体制発表会見が25日、新潟聖籠スポーツセンターで行われた。辛島啓珠監督(45)が即戦力と期待するルーキー、MF山谷瑠香(新潟医療福祉大4年)、MF園田瑞貴(武蔵丘短大2年)、GK高橋智子(新潟医療福祉大1年)、MF千野七海(新潟商3年)がお披露目された。チームはリーグ戦3位以内、昨年準優勝だった皇后杯は初優勝を目標に掲げ、この日から始動した。

 4人のルーキーは全員が今季の目標に「試合に出ること」を掲げた。その上で、それぞれが主張した。

 山谷は「持ち味の足元のテクニックを練習からアピールする」、高橋は「安定したGKになりたい」。園田は「1試合でも多く出て、得意とするドリブルからのシュートを出したい」と実戦を想定。「一番若くても、ベテランに負けない強いプレーをしたい」と、最年少の千野は負けん気を見せた。

 辛島監督は4人を即戦力とみている。山谷と園田の評価は「ゴールを決める、ゴールに絡むプレーを期待している」。昨季、特別指定選手としてリーグ戦2試合に出場した高橋には「いいプレーをしていた。(正GKの)福村(香奈絵=21)と競い合ってほしい」と期待。下部組織の新潟レディースU-18所属の千野は「昨季から(新潟レディースの)練習に参加している。力はある」と、会見ではそれぞれにエールを送った。

 新潟レディースは昨季リーグ戦5位、皇后杯は準優勝。辛島監督は「今季はリーグ戦は3位以内、皇后杯は優勝」と、目標を口にした。「チームに貢献したい」という4人の意識は、新潟レディースの最高成績につながっていく。

【斎藤慎一郎】

 ◆山谷瑠香(やまや・るか)1995年(平7)2月10日生まれ、北海道出身。北海道文教大明清から新潟医療福祉大へ。昨年チャレンジリーグ14試合出場6得点。岩手国体では成年女子県選抜メンバーで優勝。ポジションはMF。164センチ、56キロ。背番号9。

 ◆高橋智子(たかはし・ともこ)1997年(平9)4月7日生まれ、新潟県出身。新潟青陵では新潟レディースU-18に所属。新潟医療福祉大に進み、昨年は新潟レディースの特別指定選手として、なでしこリーグ2試合出場。ポジションはGK。166センチ、64キロ。背番号21。

 ◆園田瑞貴(そのだ・みずき)1996年(平8)11月21日生まれ、京都府出身。京都精華女ではインターハイ準優勝。武蔵丘短大に進み、15年にU-19日本女子代表入り。U-19アジア女子選手権で優勝した。ポジションはMF。164センチ、51キロ。背番号7。

 ◆千野七海(ちの・ななみ)1998年(平10)10月20日生まれ、新潟県出身。新潟商では新潟レディースU-18に所属。14、15年の全日本女子ユース選手権でベスト8入り。ポジションはMF。163センチ、50キロ。背番号29。