札幌金園が初先発濃厚 新加入広島キラーがV弾約束

移籍後、初ゴールに期待がかかる札幌FW金園

 北海道コンサドーレ札幌は17日、札幌・宮の沢で全体練習を行い、今日18日のサンフレッチェ広島戦(札幌ドーム)へ向けて、攻守のセットプレーなどを確認した。仙台から加入したFW金園英学(28)は、今季初スタメンが濃厚。相手は最近5年で3度優勝の難敵だが「昔は、よく点を取ってたんですよ。プロ初ゴールも広島だったし悪いイメージはない」。リーグ戦の対広島戦は出場6試合で3得点と相性がいい。移籍後初ゴールでチームをリーグ戦初勝利に導く。

 今日18日が誕生日のMF横山に、力強くゴールと勝ち点3を約束した。同じ移籍組。誕生日プレゼントの希望を聞いたところ「ゴールと勝ち点3が欲しい」との返事に「そんなの当たり前じゃないですか」と、堂々、胸を張ってみせた。

 キャンプ中の故障で出遅れたが、身長184センチの体格を生かしたパワーあふれるストライカーだ。引き分けた前節C大阪戦の後、四方田監督は「クロスが入った時、都倉、金園はあらためて迫力があると思った」と、期待を口にした。「もっと攻撃回数を増やして押し込めば、チャンスは増えるはず」と、本人も手応えを感じている。

 昨季は故障に泣いて無得点。15日のルヴァン杯磐田戦では後半に途中出場し、GKと1対1の決定機を逃した。「トクさん(都倉)とか、けっこう、みんなにいじられたので、早く決めたいですね」。飢えた猟犬のごとく、自身2季ぶりのゴールを狙う。【中島宙恵】