仙台クリスランが練習試合でハット!初先発へ前進

仙台対富士大 PKを決めた仙台FWクリスラン(右)はFW石原とタッチ(撮影・秋吉裕介)

 初先発へ前進した。ベガルタ仙台に新加入FWクリスラン(25)が25日、富士大との練習試合(45分×3)の2本目に出場し、ハットトリックを達成。クラブは14-0と大勝した。

 クリスランは4月1日のホーム川崎フロンターレ戦の先発出場に向けて、「メンタル面では準備できている。コンディションは今週もっと上げていけば可能」と自信を見せた。

 右太もも肉離れで出遅れて、18日の柏レイソル戦ではわずか3分のみの出場だったが、この日は45分間ピッチに立って3得点1アシストと結果を残した。「ゴールに関してはうれしいが、一番うれしいのは全体との連係を高められたこと。選手の動きだしも理解できるようになった」と振り返った。5分にFW石原直樹(32)の得点をお膳立てした。同10分にはPKで実戦初得点を挙げた。同31分にはフリーの状態でパスを受けて左足で突き刺した。同37分に再びPKでハットトリックを決めた。

 渡辺晋監督(43)はクリスランについて、「90分はやってみないとわからない」と言いつつ、「常に週末に向けてトレーニングするから、コンディションは整えるでしょうし。練習試合に出た面々は、川崎戦の土俵に上がっている面々だ」と語った。