仙台菅井3年ぶり弾「ボールが来ることを信じた」

後半、3点目のゴールを決めた仙台菅井(右)を祝福する永戸(左)(撮影・丹羽敏通)

<明治安田生命J1:清水0-3仙台>◇第9節◇30日◇アイスタ

 ベガルタ仙台は、MF菅井直樹(32)のリーグ戦3年ぶりとなるゴールで試合を決定づけて、リーグ戦5試合ぶりに勝利した。

 2-0で迎えた後半29分。故障明けのMF奥埜博亮(27)が左サイドからペナルティーエリア内にドリブルで進入。FW石原直樹(32)にクロスを上げた。石原が右に流すと、走り込んだ菅井が押し込んだ。

 J1では14年以来のゴールに、菅井は「ボールが来ることを信じた結果。常日頃から心がけていること。それが今日のタイミングとなった。相手の背後を取るのが自分の特徴。それを結果につなげるだけ」と平然と語った。

 仙台は今季から新布陣「3-4-3」を導入しており、菅井は右ウイングバックのレギュラーだ。渡辺晋監督(43)は「菅井の特徴は今のシステムに合っている。今日は菅井の良さを発揮できた」と語った。