C大阪清武が復帰後初得点、負傷出遅れ監督不安一掃

後半42分、ゴールを決めガッツポーズで喜ぶC大阪MF清武(撮影・清水貴仁)

<明治安田生命J1:C大阪2-0川崎F>◇第9節◇4月30日◇ヤンマー

 セレッソ大阪の日本代表MF清武がJリーグ復帰後初ゴールを含む全2得点に絡む活躍で、公式戦負けなしを「10」に伸ばした。後半22分に山村の先制点をアシスト。Jリーグ5年ぶりとなる歓喜の場面は同42分だった。「(柿谷)曜一朗なら決めてくれると思ってパスを出した」。そのシュートをGKがはじき、ボールが目の前に転がってきた。「ケガばかりで(チームに)迷惑をかけていた。早くゴールが欲しいと思っていたので、うれしかったです」。右足で力強くゴールネットを揺らした。

 今季からJ復帰も、左太もも裏痛などで出遅れていた。26日のルヴァン杯サガン鳥栖戦で初のフル出場。コンディションを見極めるため尹晶煥監督はこの日まで起用法を先送りにしていたが、2戦連続のフル出場で結果を出した。指揮官も「コンディションは上がっている。得点を決めて疲労感もなくなるのでは」と目尻を下げた。