清水初先発チアゴ弾!鄭大世も喜ぶ「楽になった」

後半4分、ダイレクトシュートで先制ゴールを決める清水FWチアゴ・アウベス(撮影・清水貴仁)

<明治安田生命J1:G大阪1-1清水>◇第10節◇5日◇吹田S

 清水エスパルスはアウェーで貴重な勝ち点1を手にした。

 後半4分、左サイドでDF松原后(20)が相手DFと接触しながら粘り、MF白崎凌兵(23)がこぼれ球を拾ってクロスを入れた。ファーサイドにフリーで待ちかまえていたFWチアゴ・アウベス(24)が左足をダイレクトで合わせ、先制点を奪った。

 リーグ戦初先発のチアゴとMF竹内涼(26)の2人が活躍した。竹内は今季開幕直前に右大腿(だいたい)骨骨挫傷で離脱し、ようやく復帰。ボランチでパスを散らし、攻撃のリズムを作った。守備でもパスカットなど見せ場をつくったが「イメージ的には、もっと動ける。コンディションを上げて、上下動を増やしていきたい」と反省していた。

 同12分に同点弾を決められたが、シュート本数は相手を上回る13本で最後まで攻め続けた。FW鄭大世(33)は「チアゴが点を取ってくれて、楽になった。助かった。主将として(自分が)追加点を取れていれば、勝つ可能性が高かった」と振り返った。