首位鹿島DF町田「母の日」に初先発初出場勝利を

激しい雨の降る中、主力組でプレーした鹿島DF町田。右はMFレアンドロ(撮影・鎌田直秀)

 前節で今季初の首位に立った鹿島アントラーズは13日、茨城・鹿嶋市内でヴィッセル神戸戦(14日、カシマ)に向けた前日練習を行い、プロ2年目のDF町田浩樹(19)がリーグ戦初先発初出場する可能性が高まった。

 12日の練習後に太ももの張りを訴えて、この日の練習を回避した日本代表DF植田直通(22)に代わり、試合形式練習では主力組のセンターバックを務めた。

 町田は190センチの長身で、左足からのフィードも武器。昨年のU-19(19歳以下)アジア選手権優勝に貢献し、今月20日開幕のU-20W杯韓国大会で日本代表入りが有力視されていたが落選した。「U20の日本代表に選ばれていたら、なかったこと。落ちたことも何かの縁。巡ってきたチャンスを生かしたい。U20も注目度が上がってきて、記事で見る。悔しい反面、チームでやってやろうと思っていた」。鹿島でチームに貢献することで、悔しさを晴らす意気込みだ。

 茨城県出身で、DF昌子源(24)と植田の日本代表CBコンビを脅かす存在として、サポーターやクラブ幹部の期待も高い。神戸戦は両親も観戦予定。「明日は母の日ですね。(先発するかもしれないと)伝えようと思います」。リーグ戦初出場での勝利を、母にもプレゼントするつもりだ。【鎌田直秀】