浦和興梠3発も清水に引き分け/浦-清12節

後半29分、浦和FW興梠は3点目のゴールを決めハットトリックを達成した。清水GK六反(撮影・柴田隆二)

<明治安田生命J1:浦和3-3清水>◇第12節◇20日◇埼玉

 浦和レッズがホームに昇格組の清水エスパルスを迎え3-3で引き分けた。

 開始30秒に浦和FW李のシュートがポストをたたいて外れた。瞬時に相手ゴールを脅かすなど、完全に前半は浦和ペースで進む。

 24分に浦和FW興梠がオーバーヘッドのような難しいシュートを決めて先制した。清水はカウンターから数少ないチャンスをゴールに結び付けようとしたが実らず、前半はこのまま1-0で終了。

 後半12分に再び興梠が決め、浦和が2-0とした。

 しかしここから清水がFW鄭大世の個の力を軸に猛攻。同19分に左足で強引にねじ込み、5分後にはこぼれ球を蹴り込んだ。鄭大世の2ゴールであっという間に同点。そして2分後にFWチアゴ・アウベスが左足で見事なシュートを決め、0-2から3-2へと試合をひっくり返した。

 負けられない浦和は3分後に三たび、興梠。落ち着いてネットを揺らし、ハットトリック達成。3-3とした。

 この後はオープンな展開に。両チーム、チャンスを作ったが、引き分けた。