浦和興梠ハットも首位陥落、槙野「守備陣の責任」

浦和対清水 後半、ハットトリックとなる同点ゴールを右足で決める浦和FW興梠。GK六反(撮影・柴田隆二)

<明治安田生命J1:浦和3-3清水>◇第12節◇20日◇埼玉

 浦和レッズのエースFW興梠が今季2度目のハットトリックを達成もしたが、清水エスパルスと引き分け首位から陥落した。

 左足オーバーヘッド、頭、右足の順にネットを揺らし早くも11点。2ケタ得点一番乗りも「勝ち点を取りこぼしているので悔しい」とこぼした。DF槙野は「興梠選手の素晴らしい結果があまり喜べないものになったのは、守備陣の責任」と反省。1人で3点取っても手にした勝ち点は1。スッキリと24日のACL済州戦(アウェー)を迎えることはできなかった。

 ▼ハットトリック 浦和FW興梠が、20日の清水戦(埼玉)で達成。4月7日の仙台戦に次いで自身2度目。J1では今季2度目、通算223度目。興梠は今季トップの11点目で、鹿島時代の12年から6年連続2ケタ得点。J1で6年以上続けて10ゴール以上は史上4人目。年間34試合制となった05年以降の10得点一番乗りは、過去12年で7人がそのまま得点王を獲得。J1通算得点も111点とし、鹿島時代の先輩FW柳沢(108点)を抜いて歴代9位タイに浮上。