新潟堀米「絶対に勝ちたかった」古巣に勝利で恩返し

左サイドで突破を図るDF堀米(中央)

<明治安田生命J1:新潟1-0札幌>◇第12節◇20日◇デンカS

 アルビレックス新潟左サイドバックのDF堀米悠斗(22)は、今季リーグ戦初スタメンでフル出場を果たした。今季新潟に移籍するまで、下部組織から札幌に所属していた。古巣相手に「絶対に勝ちたかった」と意識を高めて臨み、恩返しをした。

 試合中はコンサドーレ札幌のサポーターからたびたびブーイングを浴びたが、しぶとい守備と素早い動きは90分間、衰えることはなかった。「守ってカウンターから得点。自分たちのやりたい試合ができた」と勝利を喜んだ。

 前節浦和戦で大敗後、新潟サポーターはブーイングではなく声援を送り続けてくれた。そのサポーターの熱意に、「あれで何も感じなければサッカー選手ではない」と意気に感じていた。ようやく勝利でこたえられ「みなさんが喜んでくれている様子を見て、サッカー選手はいい仕事だと思った」と笑った。