仙台石原J1通算50号「正直やっととれた感じ」

前半、先制ゴールを決めた仙台FW石原(左から2人目)は左から西村、1人おいてクリスラン、富田から祝福される(撮影・下田雄一)

<明治安田生命J1:仙台3-0甲府>◇第14節◇4日◇ユアスタ

 ベガルタ仙台FW石原直樹(32)がJ1通算50得点となる先制弾を決め、完勝に貢献した。前半30分、MF永戸勝也(22)のクロスをダイビングヘッドで合わせた。このゴールを皮切りに3-0と快勝した仙台は勝ち点を20として、順位を1つ上げて、10位に浮上した。

 石原は「正直やっととれた感じです」と感慨深く語った。メモリアルゴールも目前に迫った15年に広島から浦和に移籍したが、故障に苦しみ無得点に終わった。再起をかけて期限付き移籍した仙台では、これまで3得点を記録している。

 広島戦(4月22日)以来のゴールとなった。「ここ何試合かフラストレーションがたまっていて…」と振り返った。ゴールに飢えていたストライカーは、試合前日の3日に永戸と話し合い、クロスへの入り方を整理して臨んだ。「練習通り。信じて入ったが、得点につながった」と喜んだ。

 石原は03年にJ2湘南でプロデビューし、6季でJ2通算143試合で41得点を挙げている。09年にJ1大宮に移籍し、同年3月21日の神戸戦でJ1初ゴールを挙げた。