大宮16位浮上、FW江坂が公式戦3戦連続ゴール

前半、先制ゴールを決めた大宮FW江坂(左端)は仲間の選手と喜び合う(撮影・神戸崇利)

<明治安田生命J1:新潟1-2大宮>◇第15節◇17日◇デンカS

 大宮アルディージャFW江坂任(25)が当たりに当たっている。ルヴァン杯磐田戦から公式戦3戦連続ゴール。勝ち点で並んでいた新潟を振り払い、広島を抜いて16位に浮上する立役者になった。

 前半27分、MF大山啓輔(22)からパスを受け、相手GKのまたを抜くシュートで先制。同33分には相手のクリアミスを拾って、決勝のミドルシュート。「先制点は啓輔から優しいボールが来たので、振り抜くだけだった。2点目は相手のクリアが自分に当たった。ふかさないよう打った」。チームのシュートはこの2本だけ。それを落ち着いて決め、勝利に導いた。

 伊藤監督が就任後、これがリーグ戦初勝利。ルヴァン杯磐田戦の勝利に始まり、新監督のもとで公式戦3試合で2勝1分けと負けなし。この間、江坂は合計4得点。「流動的にプレーし、ゴール前にいく場面が増えている」と、今後の得点量産にも好感触を得た。