柏アイデア足りない、5バック崩せず2カ月ぶり0点

スコアレスドローに終わった柏の選手たちはサポーターを背に引き揚げる(撮影・山崎安昭)

<明治安田生命J1:甲府0-0柏>◇第15節◇17日◇山梨中銀スタジアム

 柏レイソルが終盤に猛攻を仕掛けたが、ことごとくゴールに嫌われた。

 後半39分、左サイドからのFW大津祐樹(27)のクロスに合わせた、FWクリスティアーノ(30)のヘディングシュートは右側のゴールポストに当たり、ゴールラインの方へ転がりかけたが、GKにキャッチされた。

 同43分、今度は右サイドからのクリスティアーノのクロスに、大津が頭で合わせたがわずかにゴール左の枠外だった。立て続けの同43分には、クリスティアーノのシュートがバーに当たり、はね返りを狙った大津のシュートはGKにキャッチされた。

 前半からヴァンフォーレ甲府の5バックに苦しみ、最後に好機を立て続けにつくったが、最後に敗れた4月8日の第6節清水エスパルス戦以来の無得点に終わった。

 主将のMF大谷秀和(32)は「5バックを崩すためのアイデアが足りなかった。ボールの出し手と受け手だけしか意思疎通できていなかった。もっと、大勢の選手がイメージを共有できていれば」と、冷静に振り返っていた。