仙台クリスラン、石原 決定率の高さでガンバに勝つ

1トップで紅白戦に出場する仙台FWクリスラン。左はDF石川直(撮影・秋吉裕介)

 ベガルタ仙台FWクリスラン(25)の脅威を示すデータだ。シュート20本で7得点と決定率3割5分。今季J1で10本以上シュートを放った選手の中では1位だ。「うれしい。ゴールで自分は生きていかないと」と7月1日のガンバ大阪戦勝利に導く活躍を誓った。

 決定率の高さについて、GKシュミットは「他の選手より、強く打って四隅を狙う」と分析する。昨季1位はG大阪長沢(7得点以上)。歴代1位は大宮時代の10年に23本中9得点、3割9分1厘のFW石原。石原は25日のC大阪戦を振り返りながら「クリスが出てきて、厚みがある攻撃ができた」と話した。決定率の高さを誇る男たちが、今季リーグ最少13失点の「ビッグクラブ」(渡辺監督)G大阪を打ち破る。