磐田3連続完封で11年ぶり5連勝「感動した」監督

磐田対甲府 前半、磐田FW川又はゴールを決め喜ぶ(撮影・柴田隆二)

<明治安田生命J1:磐田1-0甲府>◇第18節◇8日◇ヤマハ

 ジュビロ磐田が、06年12月以来、約11年ぶりの5連勝を飾った。0-0の前半14分、FW川又がスルーパスに抜け出し、冷静にGKの股を抜いてネットを揺らした。後半はヴァンフォーレ甲府にボールを保持される時間が続いたが、守備陣が耐えて3試合連続の完封。無失点は今季8試合目で、横浜と並んでリーグ最少15失点の守りが光る。これで今季先制すれば8戦全勝。この日も苦しい展開の中で必勝パターンが決まり、名波監督は「昨季までなら同点、逆転されていた試合だった。こういう試合もできるようになったのかと感動した」と称賛した。

 昨季は第2ステージでわずか2勝。終盤はJ1残留争いに巻き込まれたチームが、MF中村俊や川又ら新戦力の加入もあり、進化を続けている。順位こそ7位のままだが、川又は「優勝を目指せるチームになりたい」と口調を強めた。上位進出を、はっきりと視界に捉えた。【前田和哉】