東京、チケット完売も10位転落 目標再設定へ

東京対鹿島 東京篠田監督(右)はドローに終わり、選手を迎える前には厳しい表情を浮かべる(撮影・松本俊)

<明治安田生命J1:東京2-2鹿島>◇第18節◇8日◇味スタ

 FC東京MF橋本のJ1初2得点で一時逆転も、追いつかれて4戦ぶり勝利を逃した。

 約2年ぶりのチケット完売で4万2979人が詰めかけた中、速攻で約50メートルを走って2点目を決めた橋本は「勝てなかったことが悔しい」と笑顔なし。今季初の2桁順位となる10位に転落した。開幕前、大型補強でACL出場権(3位以上)獲得を目標に掲げたが、中断期間を前に3位と勝ち点10差。FW大久保嘉、DF森重と攻守の要が離脱する苦しい事情で、クラブ幹部は「(体制を)変えることは考えていないが、監督、主将と話して目標を設定し直す」と語った。