藤枝「夢パス」で小学生2・5万人がホーム無料観戦

左から藤枝の小山社長、明治安田生命藤枝営業所の高橋所長、同新井静岡支社長、トヨタカローラ東海総合企画部の坂田課長

 J3藤枝MYFCが、今季残り8試合のホーム試合を無料観戦できる「夢パス」をホームタウン4市2町の小学生約2万5000人に贈った。18日、藤枝市役所で贈呈式が行われた。今年で4年目の事業で藤枝市、焼津市、島田市などの公立小に通う児童が対象となる。3試合以上の観戦で、選手カードがプレゼントされる。現在チームは9位だが、藤枝の小山淳社長(40)は「観客が多いと、選手のパワーになる。トップ5入りを目指して、勝っていきたい」と話した。

 15年シーズンのホームゲーム平均入場者数は1103人だったが、16年シーズンは1531人と約30%増加。J3の4年目にして徐々にサポーターも定着しており、小山社長は「企業、行政、地域の方に支えられ、(応援が)根付いている感覚はある」と手応えを口にした。今年から協賛したトヨタカローラ東海の総合企画部・坂田勝幸課長は「一緒に地域を盛り上げていきたい」。Jリーグのタイトルパートナーでもある明治安田生命の新井健一静岡支社長は「全国でもあまりない取り組み。子どもたちに、本物のサッカーに触れてほしい」と語った。【保坂恭子】