川崎F小林「意表突くプレーを」ハリルに売り込めず

前半、シュートを放つ川崎F・FW小林(撮影・神戸崇利)

<明治安田生命J1:川崎F1-1東京>◇5日◇第20節◇等々力

 川崎フロンターレとFC東京の「多摩川クラシコ」は痛み分けに終わった。

 川崎Fは0-1で迎えた後半44分、左コーナーキックから途中出場のMF森谷賢太郎のキックをDF谷口彰悟(26)が頭で押し込み土壇場で同点に追いついた。ロスタイムは5分あり、お互いカウンターの応酬で勝利への執念を見せた。最後はFC東京のFW永井謙佑のカウンターを川崎Fの谷口が気迫で阻止。谷口は試合後、体調不良を訴え取材対応はなかった。

 同試合には、日本代表のハリルホジッチ監督が視察。8月31日に迎えるW杯アジア最終予選のメンバー選考が控える中、FW小林悠(29)とFW阿部浩之(28)ら攻撃陣はアピールのチャンスだった。前半ロスタイム、小林が裏に抜けだしてペナルティーエリアに仕掛け、阿部に横パスを送り相手を完全に崩したが、阿部のシュートはポスト左に当たって弾かれてしまった。阿部は「自分のシュートが試合を左右すると感じるゲームだった。練習からもっと、1本の大切さを感じられるようにしないと」と猛省。ただ、敗色濃厚の中で勝ち点1を拾ったことを前向きにとらえ「それを次に生かしたい」と次戦を見据えた。

 また、小林は「(攻撃の)つくりの部分でミスが多かったし、ボールを保持していても崩しきれなかった。もっと、意表を突くプレーを増やしていかないと」と振り返った。