札幌早坂6戦ぶり先発へ 定位置奪取へ燃える

紅白戦で味方にクロスを供給する札幌MF早坂(左端)

 北海道コンサドーレ札幌は24日、札幌・宮の沢で第24節ベガルタ仙台戦(26日、札幌厚別)へ向けて、紅白戦を行ったほか、攻撃のセットプレーなどを確認した。6試合ぶりの先発が濃厚なMF早坂良太(31)は、紅白戦の1本目で主力組の右MFとしてプレー。後半戦に入ってからは出番に恵まれなかったが、久々に巡ってきたチャンスに「やるしかない。結果が全てなので、自分の力をどれだけ出せるか」と、定位置奪取へ燃えた。

 鳥栖から札幌へ移籍した今季は13試合に出場も、リーグ戦は7月8日大宮戦(NACK)を最後に遠ざかっている。5試合連続でベンチ入りすらできなかったが「考えても仕方がないので、割り切って、新しいチャンスが来る時に向けて準備をしてきた」。プラス思考で日々の練習からアピールを積み重ねて、出番をつかんだ。

 札幌の“聖地”厚別では、5月31日のルヴァン杯柏戦で決勝点につながるパスを供給した。チームは4試合連続で勝ちがなく、残留争いから抜け出せないでいる。「流れを変えるのは、選手しかいない。チャンスがあれば、ぜひとも(得点を)狙っていきたい」と、意気込んだ。【中島宙恵】