柏取りこぼしドローで転落…下平監督「悔しい」

 柏レイソルが、勝利目前で大宮アルディージャに同点とされ、3戦連続でJ1残留を争う下位チームから勝利を挙げられなかった。

 チームの得点&アシスト王FWクリティアーノが累積警告、主将のMF大谷秀和が負傷で欠場。そんな中で前半43分、MFハモン・ロペス(28)が先制。MFキム・ボギョン(28)のクロスをヘディングで押し込んだ。チームとして3戦ぶりの得点だったが、その後は追加点を挙げられず、徐々に追い込まれる時間が長くなった。

 後半ロスタイムにFKを直接決められ、そのままタイムアップ。ヴァンフォーレ甲府、コンサドーレ札幌相手に連敗した前節までの2試合に続いて勝利はならなかった。下平隆宏監督は「悔しい引き分けだった。もっと圧倒して、追加点を取ることもできる内容だった」と、取りこぼしが続いて3位から転落し、肩を落としていた。

 先制ゴールを奪ったハモン・ロペスは「ゴールは、今週1週間、練習してきた形だったので、それが得点につながったことはよかった。でも、勝利につながる得点にはならなかったことが残念だ」と、リーグ戦今季2点目にも終始浮かない表情だった。