日本文理・久住2発で1勝“弱い新潟県”の印象覆す

前半、日本文理MF久住はPKを一度は弾かれたが冷静に流し込み先制ゴールを決める(撮影・丹羽敏通)

 初出場の日本文理(新潟)は立正大淞南(島根)に2-0で勝ち、全国総体を含め、全国大会初勝利を決めた。

 全得点をマークしたのが、MF久住だった。前半14分に得たPKは、1度GKに阻まれたものの、こぼれ球に走り込んで左足で決めた。1-0の後半26分にはMF古木の左クロスを頭で合わせ、追加点を上げた。

 持ち前のドリブル突破は厳しいマークにあって封じられたが、第2の持ち味の得点力を見せた。「ドリブルで貢献できなかったけど、自分にはゴールもあるというところを見せたかった」と言った。

 全国総体1回戦は阪南大高(大阪)に0-3で完敗していた。久住は「新潟県は弱いと言われているけれど、いい意味で期待を裏切りたい」と次ぎも得点を量産する覚悟だった。