新潟ターレス、J初スタメン濃厚「もちろん得点を」

練習でパスを回すFWターレス

 J2アルビレックス新潟は今日7日のルヴァン杯第1節、ベガルタ仙台と宮城・ユアテックスタジアム仙台で対戦する。6日は仕上げの練習を聖籠町のクラブハウス練習場で行った。今季加入のブラジル人FWターレス(22)のJリーグ初スタメンが濃厚だ。来日初得点も狙っている。

 パワフルなシュートと突破で、ターレスは存在感を示す。この日の7対7の実戦形式とセットプレーの確認では、185センチ、93キロの体格から繰り出すシュートを披露。混戦で押し込むうまさも見せた。「毎日の練習で体の切れは良くなった。プレーの質も高くなった」。来日時の公称体重よりも、今は「3キロほど少ない」と言う。リーグ戦開幕の讃岐戦(2月25日)は後半途中出場。中盤でボールを奪って、ゴール前に走る突破力を見せた。鈴木政一監督(63)は「スタートで考えている」と仙台戦のスタメン起用を示唆した。

 ターレスも「もちろん得点を決めたい。スタメンならチャンスも増える」。来日当初は寒さに悩まされ、自宅の室温を30度に設定していた。「今はだいぶ環境にも慣れてきた」。プレーも生活もフィットした。あとは結果でアピールする。【斎藤慎一郎】