柏レイソルがFW伊東純也(25)の2得点でヴィッセル神戸を2-1で下した。後半23分に右サイドからドリブルで切り込んで左足で鮮やかにネットを揺らすと、同点に追いつかれたあとの41分にもゴール前のこぼれ球に素早く反応して勝ち越し点を奪った。今月の日本代表ベルギー遠征メンバーから漏れた悔しさをぶつけた。
覚醒したエースが苦しむチームを救った。後半23分、右サイドでボールを受けると得意のドリブルを開始。「前半に1対1を外していたので、後半はチャンスがあったら決められるようにというのがあった」。鋭く切り込んで左足を振り抜く。思いを込めたボールはゴール左隅へと突き刺さった。同点の41分にもFW山崎のシュートのこぼれ球を押し込み、チームを4試合ぶりの勝利に導いた。
12月の東アジアE-1選手権で日本代表に初選出。得意のドリブルで相手を翻弄(ほんろう)するなど持ち味は見せたが、今月のベルギー遠征は落選。マリ戦はMF細貝の自宅でチームメートらと観戦した。FW中島ら新戦力の台頭に「(自分も)イメージを膨らませています」と代表復帰をうかがう。下平監督は試合後、「(代表経験後)自分が引っ張っていくんだという意識が表れている」とたたえた。ここまでくれば失うものはない。「リーグでもACLでも結果を出して、選考に選ばれるところまでいきたい」。伊東が勝ちきれない日本代表の起爆剤に名乗りを上げた。【松尾幸之介】