川崎F中村憲剛、大久保と12度目のアベック弾

川崎F対鹿島 後半、川崎F・MF中村(右)はチーム3点目のゴールを奪う(撮影・小沢裕)

 川崎フロンターレがMF中村憲剛(37)とFW大久保嘉人(35)のアベック弾などで鹿島アントラーズに快勝し、5戦ぶりの白星を挙げた。2人のアベック弾は16年9月10日の福岡戦以来で、今回が12度目。さらに10勝2分けで不敗神話を更新した。

 中村は1点差に追い上げられた直後に、相手DFのGKへのバックパスをカットし右足でネットを揺らした。鹿島に傾いた流れを再び引き寄せる得点に「相手が迷っていた感じだったので、行きました。流れも戻せて良かったし、自分にとっても大きな1点だった」。

 4戦未勝利で勝ちきれない中で、鹿島相手に結果を残し、中村は「ここで勝って上がるという意思統一ができていた。去年、勝ってきた球際やハードワークというベースの部分を、鹿島という相手に出せて良かった」と振り返った。