浦和オリベイラ体制初白星、興梠2発/川-浦12節

川崎F対浦和 試合に勝利し、浦和大槻コーチ(左)と抱き合うオリベイラ監督(撮影・江口和貴)

 浦和レッズが、FW興梠慎三(31)の2発で昨季王者の川崎フロンターレを下し、オリベイラ新監督就任後、初勝利を挙げた。

 先制したのは新指揮官就任から2連敗中の浦和だった。前半15分、浦和はMF長沢和輝(26)のスルーパスに抜けだしたDF宇賀神友弥(30)が左サイドをえぐってマイナスクロス。FW興梠慎三(31)が左足で押し込んだ。後半5分にも、FWナバウトの折り返しを再び興梠が押し込み追加点を挙げた。

 川崎Fは反撃しようと、立て続けにFW斎藤学、FW大久保嘉人を投入。さらに、MF守田英正を入れ3枚目のカードを切った。だが、直後の後半26分、GKチョンがFWナバウトのカウンターを阻止しようと飛び出したところ、一発レッドカードで退場。DF奈良竜樹が緊急でGKを務める事態になった。奈良はGKとして無失点で切り抜けたが、攻撃陣は無得点で終わり0-2で終わった。