鹿島鈴木「独特な雰囲気」警戒 中国で決勝T第2戦

紅白戦でDF犬飼(手前)昌子(左)植田(右)と実質3人のセンターバックを敷く守備固めの布陣を試した鹿島(撮影・今村健人)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で日本勢で唯一、勝ち進んでいるJ1鹿島アントラーズは13日、敵地で行われる上海上港(中国)との決勝トーナメント1回戦第2戦(16日)を前に、茨城県鹿嶋市内で国内最後の練習を行った。

 ホームの第1戦を3-1で勝って第2戦を有利に進められるが、MF永木亮太は「そう思っている選手はいないと思うし、2点差はすぐ逆転されてしまう危ないスコア」と警戒した。

 中国での試合は観客も多く集まるのが通例で、実際に1次リーグで川崎フロンターレが上海上港に乗り込んだ試合では、2万1000人余りが訪れた。中国のサポーターの声援もJリーグとは異なり、何ていうことはないプレーにも会場がどっと沸く。勢いに乗らせてしまうと、相手への追い風になりかねない。FW鈴木優磨は「中国のスタジアムは独特な雰囲気があって、相手が先制したらサポーターもどんどん後押しする。勢い負けせず出ばなをくじけるように、入りから集中して頑張りたい」と話した。