広島青山とC大阪山口の代表対決/J1見どころ

18年5月6日の神戸戦でPKを決めガッツポーズの広島MF青山(右から2人目)

 ワールドカップ・ロシア大会壮行試合ガーナ戦(30日・日産ス)の日本代表メンバー27人が18日、発表された。19、20日に開催されるJ1第15節は、ワールドカップ中断前最後のJ1リーグ戦となる。

 勝ち点37で首位のサンフレッチェ広島は20日に、勝ち点23の5位セレッソ大阪とホームで対戦する。2位のFC東京に勝ち点10差と独走状態の中、MF青山敏弘が2015年3月31日の親善試合ウズベキスタン戦以来、3年2カ月ぶりに代表に招集された。C大阪には代表中盤のレギュラー候補の山口蛍がいる。青山と山口の代表中盤対決に注目だ。データ的に見ると、広島はホームでC大阪に3勝1分けと負けていない。16日の浦和レッズ戦に敗れ、ルヴァンカップで1次リーグ敗退を喫し、城福浩監督はJ1リーグ戦、天皇杯の2冠獲得を宣言しただけに負けられないところだ。

 東京は20日に、アウェーで17位サガン鳥栖と対戦する。4勝2分けと6戦負けなしだが、鳥栖には3分け2敗と勝てておらず、特にアウェー戦は2連敗。一方、鳥栖は0-0でドローだった13日の浦和戦で、体を張った泥くさい鳥栖らしい守備が見え、リーグ戦では今季初の無失点で切り抜けた。浦和戦では中盤からゴール前にかけての組織力も光っただけに、東京にひと泡吹かせる可能性はある。

 リーグ戦11戦不敗で、東京を勝ち点1差で追う3位の北海道コンサドーレ札幌は、20日に7位ヴィッセル神戸とアウェーで対戦する。札幌は神戸を苦手にしており、リーグ戦は4連敗中で02年から2分け6敗と勝てていない。アウェーは2連敗を含め2分け3敗だが、ワールドカップの中断前に“鬼門”を突破できるか否かが今後を左右しそうだ。