神戸渡辺2発で連勝「1点取る意識」吉田監督が称賛

札幌に勝利し、観客と握手を交わし引き揚げる神戸FW渡辺(左)(撮影・前田充)

<明治安田生命J1:神戸4-0札幌>◇第15節◇20日◇ノエスタ

 ヴィッセル神戸FW渡辺千真(31)が2得点の大活躍だった。2-0の後半10分に、GKからのゴールキックを2トップの相方FWウェリントン(30)が頭で落とし、抜け出した渡辺が右足で決めた。チームを勢いづける3点目を挙げた後、終盤の同42分にも左足でゴール。今季4点目で勝負を決定づけた。

 チームの2連勝に貢献した渡辺は「(3点目は)2-0だと危ないとみんなで言っていた。1点取る意識だった。いい時間帯で点を取れて良かった」とニッコリ。吉田孝行監督(41)も「3点目が生まれてこっちのペースになった」と褒めた。背番号19の2試合連続ゴールでチームは6位に浮上した。

 この日、親会社楽天の三木谷浩史会長兼社長が観戦。バルセロナを今夏限りで退団するスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)の獲得発表が近日中に行われる予定だが、この日は報道陣の前に姿を現さなかった。