<YBCルヴァン杯:浦和2-1甲府>◇プレーオフ第2戦◇9日◇埼玉
浦和レッズFW興梠慎三(31)は、自らの2ゴールが勝利に結び付かず、ヴァンフォーレ甲府にJ2勢では17年ぶりの8強進出を許し「これが今の…現状の僕たちの力は、こんなもの」と、悔しさを押し殺しつつ現状を口にした。
2日にアウェーで行われたプレーオフ初戦で、甲府に0-2で7年ぶりに敗れ、2点のビハインドの中、エースの意地を見せた。前半19分にMF山田直輝のパスを受けると、ドリブルでDFをかわして左足を振り抜きゴール右隅に決め先制。同24分には興梠が、MFマルティノスのスルーパスをゴール右脇で受けて、左足でループ弾を決めた。「2点は取れるだろうなという気持ちはあった。最近、個人的にもゴールがなかったし、少しのチャンスがあれば打っていこうかと思った。1点目はいいコースに飛んだし、2点目は1点取った余裕もあって、ループという選択も出来た」。2点目を決めた後、右拳を何度も振って喜びつつ、周囲に気合を入れた。
ところが、その8分後の前半27分に一瞬のスキから、まさかの失点。「あの失点は、きつい1点でしたね…。また2点、取らなければいけなくなったのは苦しかったし、前半のチャンスを取れば、大きな可能性が、まだあった」。そして甲府について「守ることに関しては昔から良かったし、後半は走り負けていた」と語り、悔しさをにじませた。
6月初旬に、早くも1冠の可能性が、しかもJ2のチームに敗れ、霧散した。興梠は「J2と言っても力のあるチームだと思うし…でも、負けてはいけない」と自らにも言い聞かせるように言った。【村上幸将】