横浜FCが佐藤弾でドロー「最後まであきらめずに」

横浜FC対山形 後半ロスタイム、横浜FC・MF佐藤(中央右)は同点ゴールを決めガッツポーズ(撮影・足立雅史)

<明治安田生命J2:横浜FC1-1山形>◇第22節◇7日◇ニッパツ

 横浜FCが、後半ロスタイムのMF佐藤謙介(29)の同点弾で勝ち点1を手にした。

 FWカズ(三浦知良、51)はベンチ入りしたが出場しなかった。横浜FCは、山形の堅守からのカウンターで再三、ゴールを脅かされたが、GK南雄太(38)の好セーブでピンチをしのぎ続けた。だが、後半39分、高い位置でボールを奪われると、山形の途中出場のMF汰木康也(23)にゴールを決められた。 終盤の痛い失点となったが、横浜FCはあきらめなかった。ロスタイムに、FWイバ(33)の折り返しを信じ、ゴール前に詰めた佐藤が右足で押し込んだ。

 土壇場で勝ち点を奪い、佐藤は「シュートは当たり損ねでしたが、逆に相手のGKのタイミングがずらせてよかった。失点した瞬間、一瞬、チームに(メンタル的に)ダメージはあった。でも最後まであきらめずに戦って追いつけた」と振り返った。