鹿島6発大勝 残留決めた昌子が攻守で貢献

後半、柏FW江坂と競り合う鹿島DF昌子(左)(撮影・三嶋毬里衣)

<明治安田生命J1:鹿島6-2柏>◇第17節◇22日◇カシマ

 海外移籍もうわさされていた日本代表の鹿島アントラーズDF昌子源がチームに残留することを決めた。柏レイソルとの試合後に鈴木満常務取締役強化部長が「それは終わった。決着がついた。残ってちゃんとやります」と明言した。

 昌子は「いろんな国のいろんなチームから声は掛かっている」と話した。ただ、相棒のDF植田がベルギーに移籍したこともあり「鹿島にすごく必要とされていることは、いろんな人に伝えていただいた」と言い、残る道を選んだようだ。

 40度近い発熱で合流が遅れ、ワールドカップ・ベルギー戦以来となった柏戦。気温30度超、湿度71%の中ではさすがに疲れを隠せず、注目されて「やりづらかった」とも漏らした。だが、柏FW伊東を封じ、正確なサイドチェンジも披露。前半45分には3点目のカウンター攻撃の起点にもなった。6年ぶりの6得点で大勝に貢献して「僕1人で勝たせたわけでもない。チーム一丸となった結果」と仲間を誇った。