G大阪宮本監督の初陣で連敗ストップ/G-鹿18節

後半、G大阪DF米倉恒貴(中央)のパスがそのままゴールとなり同点、イレブンと喜ぶ(撮影・奥田泰也)

<明治安田生命J1:G大阪1-1鹿島>◇第18節◇28日◇吹田S

 ガンバ大阪が宮本新監督の初陣で連敗を2で止めた。ブラジル人のレビークルピ前監督が解任され、宮本新監督が就任後初めての公式戦。J3に参入するG大阪U-23を率いていた時に手塩にかけて育てた“宮本チルドレン”の高卒2年目MF高をJ1デビュー戦で先発に抜てきした。

 試合は前半に動いた。同41分、鹿島アントラーズが左サイド約30メートルの位置でFKを獲得。キッカーのMF永木がゴール前へ入れると、DF犬飼が折り返し、20歳のDF町田が押し込んでゴール。プロ初得点で先制した。

 後半に入って鹿島がペースを握るが、同25分にG大阪がワンチャンスをものにした。この日、右2列目に入ったDF米倉が右サイド約35メートルの位置でパスを受けると、そのままロングループシュートに。相手GKの頭上を越えるゴールで同点に追い付いた。米倉は「あれはファンにクロスを上げただけでラッキーゴール。勝つことだけを考えていた」と喜んだ。