長崎、千羽鶴ユニで2度追いつくもロスタイムに涙

長崎対札幌 千羽鶴ユニホームをまとい、突破を試みる長崎FW鈴木武蔵(撮影・菊川光一)

<明治安田生命J1:長崎2-3札幌>◇第19節◇1日◇トラスタ

 V・ファーレン長崎がコンサドーレ札幌に今季2連敗を喫した。

 被爆地から平和のメッセージを届ける意味で、選手は千羽鶴が描かれた「平和祈念ユニホーム」を着用。0-1の後半27分、MF米田隼也(22)がショートコーナーからのこぼれ球を拾い同点。さらに1-2の同43分、新加入のDFヨルディ・バイス(29)の移籍初ゴールで2度のビハインドを追いつく執念を見せた。

 だが前回対戦とまったく同じく、後半ロスタイム4分で痛恨の失点。高木琢也監督(50)は「(札幌の戦術を)選手に落とし込み、パスの流れや人の動きはその通りだった。だが質が高く、決められる所で決められた。そこに一番の力の差を感じた」と肩を落とした。