鹿島セルジーニョ豪快初弾「示せた」ジーコご満悦

鹿島対天津権健 後半、豪快なミドルシュートを決める鹿島MFセルジーニョ(撮影・狩俣裕三)

<ACL:鹿島2-0天津権健>◇準々決勝第1戦◇28日◇カシマ

今夏加入の鹿島アントラーズFWセルジーニョ(23)が、ACL初先発で初ゴールをマークした。

1-0の天津権健(中国)戦の後半27分、ゴール正面でDF安西からボールを受けると、25メートルの位置から、思い切って左足でミドルシュート。前半、好機でミスしていたお返しとばかりに、豪快な一撃をゴール左に突き刺した。スタンドから見守っていた「神様」ジーコ・テクニカルディレクターも笑顔。ぼうぜんとする相手エースの元ブラジル代表FWパトとは対照的だった。

このまま2-0で勝利。先勝に貢献したセルジーニョは「非常にうれしく思っています。これだけ、サポーターが後押ししてくれた中、僕だけではなくチームとして、しっかりした戦いを示せたと思います」と納得した。

2点リードで乗り込むアウェーでの第2戦(9月18日、天津体育場)へ「まだ何も決まっていない」と引き締めながら「今日やったパフォーマンスを敵地でも見せて、次のラウンドに進むために全力で頑張りたいと思います」と話した。