仙台ホーム4連勝「後半みんなが同じ絵を」監督評価

仙台対東京 後半、オウンゴールを誘発した仙台FW阿部(右)はMF野津田の祝福に笑顔(撮影・下田雄一)

<明治安田生命J1:仙台1-0東京>◇第26節◇15日◇ユアスタ

ベガルタ仙台が割り切るサッカーで12年以来6年ぶりとなるホーム4連勝を飾り4位に浮上した。前半に放ったシュートは相手の7本に対し0本。後半4分、耐えしのいだ前半のストレスを爆発させるようにFW阿部拓馬(30)、石原直樹(34)、野津田岳人(24)の3トップがスイッチを入れた。石原、野津田を起点にショートカウンターを仕掛け敵陣に侵入、最後は右サイドを抜け出した阿部がクロスから相手オウンゴールを誘発させた。

石原は「前半はストレスが多かったが、こういうチームに自分たちのサッカーができなければ上には行けない」。渡辺晋監督(44)は「後半はみんなが同じ絵を描くことができた」と評価した。ロスタイムに復帰戦となるFWハモン・ロペス(29)が投入されると、今季最多となる1万7887人で埋め尽くされたサポーター席から歓喜の渦が巻き起こった。