仙台●で暫定6位、渡辺監督「下向いてる時間ない」

長崎対仙台 前半、シュートを放つ仙台DF板倉(撮影・下田雄一)

<明治安田生命J1:長崎1-0仙台>◇第27節・第2日◇22日◇トラスタ

最下位V・ファーレン長崎に敗れ暫定6位に後退した。後半34分にGKシュミット・ダニエル(26)がゴール前の競り合いで飛び出した際、こぼれ球を無人のゴールに押し込まれて決勝点を許した。シュミットは「あそこは後ろで待つべきで出る必要がなかった。結果論だが触らせた後のボールに対応できたはず」と悔やんだ。

今季Jチームで唯一、ペナルティーエリア外からのシュートが決まっていないベガルタ仙台だが、前後半で放ったシュート19本中17本がペナ外からのシュートだった。

3本のシュートを放った板倉滉(21)は「相手マークが引いていたのでペナ外付近で積極的に狙ったが精度を欠いてしまった」。渡辺晋監督(44)は「閉じこもった相手に対して遠目からのシュートは効果的だしセオリー通り。ゴールを脅かすシュートもあったが枠をとらえ切れていないシュートもたくさんあった。残り7試合でいつか成果が出るのかなと期待している。下を向いている時間はない」と前を向いた。