川崎F、長崎下し得失点差で首位浮上/長-川28節

長崎対川崎F 前半、先制ゴールを決める川崎FのFW知念慶(撮影・今浪浩三)

<明治安田生命J1:長崎1-2川崎F>◇29日◇第28節◇トラスタ

川崎フロンターレがV・ファーレン長崎を2-1で下した。首位広島が敗れたため、川崎フロンターレが勝ち点差で並び、得失点差で首位に浮上した。

激しい風雨の中での湘南ベルマーレ戦から中2日。湘南戦で決定的チャンスは外した2人のFWが躍動した。前半34分、右コーナーキックを獲得。キッカーのMF中村憲剛(37)のクロスを、湘南戦でフリーのシュートを決め切れなかったFW知念慶(23)が右足で押し込んで先制。さらに前半41分、湘南戦でPKを止められたFW小林悠(31)が、MF家長昭博(32)のシュートのこぼれ球に反応し右足で押し込んだ。

湘南戦は悪天候で体力も奪われ、消耗も激しかった。湘南戦で途中出場だったFW知念、MF登里享平(27)が先発に名を連ね躍動した。鬼木達監督(44)は、知念に「結果にこだわること」を課したが、先発起用に一発回答で応えた。