長崎高木監督「マイナス点つけないと」痛恨引き分け

渋い表情で試合を見る長崎高木琢也監督(撮影・菊川光一)

<明治安田生命J1:長崎0-0磐田>◇第30節◇21日◇トラスタ

J2自動降格圏同士の対決は、最下位V・ファーレン長崎にとって、痛恨の引き分けに終わった。

逆転残留へ勝たなければいけない一戦だった。だが相手の気迫に押されてか、競りあいからのセカンドボールが取れず、速いプレッシングにボールがつながらない。なんとか引き分けに持ち込んだが、シュート4本に抑えられる大苦戦を強いられた。

高木琢也監督(50)は「自分の仕事としてマイナス点をつけないといけない」。とはいえ、残り4戦で、J2降格圏外15位との勝ち点差は5。残留の可能性はまだ残っている。

この日は、GK徳重健太(34)がウオーミングアップ中に負傷。代わって、GK増田卓也(29)が先発した。増田は「次の試合で100パーセント以上の力が出せるよう準備したい」と意気込んだ。