磐田小川航基、先制弾も4強進出逃し「喜び薄れた」

前半9分に先制点を決め、歓喜する磐田FW小川航

<天皇杯:磐田1-1(PK3-4)仙台>◇準々決勝◇24日◇ヤマハ

ジュビロ磐田は準優勝した2004年度以来、14年ぶりの4強進出を逃した。

前半9分、FW小川航基(21)が先制点を決めた。DF小川大貴(27)のシュート性の右クロスに反応し、左足でネットを揺らした。小川航の今季公式戦1号をチームも粘り強い守備で守った。しかし、後半41分に相手のシュートがDFに当たり、不運な形で失点。終盤に同点とされると、1-1のまま突入したPK戦で2人が失敗して敗れた。

小川航は「点を取れたことは良かったけど、最後まで走りきれなかった。(ゴールの)喜びは薄れてしまった。ただ、下を向いている暇はない。切り替えてやっていきたい」とJ1残留を争うリーグ戦に向け、顔を上げた。