川崎田中碧リーグ戦初先発で手応え 先制点お膳立て

東京対川崎 前半19分、ゴールを決めイレブンと喜ぶ川崎FW知念(中央)(撮影・鈴木みどり)

<明治安田生命J1:東京0-2川崎F>◇第33節◇24日◇味スタ

川崎フロンターレはユース出身のMF田中碧(20)がリーグ戦初先発を務めた。

田中は前半19分、東京MF橋本に激しいプレスをかけパスミスを誘発し、知念の先制点をお膳立て。田中は「相手のボランチは守備に強いタイプだと知っていた。そこにボールが入った瞬間、ねらい目なのかなと。いいタイミングでいけたかなと。知念君が決めてくれてありがたかった」。

知念のゴールの後、MF中村憲剛(38)から「ナイス」と声をかけられ笑みをこぼした。初先発で勝利に貢献したが「ボールを奪われるシーンもあったし、カウンターにつながった場面もあった」と反省は忘れない。

リーグ戦の出場は2試合目。出場機会は少ない中、与えられたチャンスで結果を残して見せた。「いつも日本一の選手たちと練習をさせてもらっている。たくさん吸収させてもらってますし、要求も高いので。日ごろの練習が試合に生きているなと感じます」と手ごたえを口にした。