川崎長谷川が涙の今季初G「苦しんだ1年だった」

東京対川崎 後半5分、ヘディングでゴールを決め笑顔を見せる川崎MF長谷川(撮影・鈴木みどり)

<明治安田生命J1:東京0-2川崎F>◇第33節◇24日◇味スタ

川崎フロンターレMF長谷川竜也(24)が今季初得点を決めた。

前半19分、FW知念慶(23)の今季4得点目で先制すると、後半5分にはMF守田英正(23)の1タッチでの縦パスを起点に、MF長谷川が追加点。長谷川はゴール後、ガッツポーズをしながら涙を流した。

長谷川は今季、8月の浦和戦で先発して以降、長いベンチ外の時間を経験した。2列目F家長、阿部、斎藤、登里ら主力がひしめく激戦区。その中で今節、浦和戦以来の先発のチャンスをつかんだ。練習から取り組んできた「ゴール前の入り」の成果を発揮し、知念のシュートのこぼれ球を頭で押し込んだ。

長谷川は「本当に苦しんだ1年だったし。練習場まで足を運んで応援してくて、手紙をくれたりした方もいた。何もかかってはない試合ですが、自分にとっては大きな1試合だった。結果は狙ってましたし。点が取れたときは、本当に応援してくれた人の顔が思い浮かんで感極まりました」と目を潤ませた。