帝京長岡の快進撃止まる、監督「誇らしいサッカー」

尚志対帝京長岡 後半、帝京長岡FW小池(中央)が放ったシュートは、左ポストをわずかに逸れてその場に頭を抱えてうずくまると、FW冬至から抱えられて起こされる(撮影・浅見桂子)

<全国高校サッカー選手権:帝京長岡0-1尚志>◇準々決勝◇5日◇等々力

帝京長岡が県勢初の4強を逃した。尚志に0-1で負け、12年度大会以来、2度目の8強で快進撃は止まった。

前半22分。DF小泉善人(3年)のパスをFW二瓶由嵩(3年)にカットされ、スルーパスからFW染野唯月(2年)にゴールを決められた。たった1度のミスからの失点。新潟県勢の8強は6大会ぶり4度目だった。

失点してからゲームを主導したのは帝京長岡だったが、最後までゴールを割れなかった。古沢徹監督(33)は「後半は、誇らしいサッカーをしてくれた」と話した。先発に2年生が6人交じる布陣だっただけに、県勢初の4強以上の成績は来年度以降に持ち越し。MF谷内田哲平(2年)は「この経験を無駄にしない。自分たちの代は日本一になれる力を持ってる」とミスで負けたゲームを原点に、巻き返しを期していた。