静岡サッカー100周年、王国再建へビジョン発表

パーティー前に講演を行った前日本代表監督の西野氏

1919年(大8)の静岡師範学校蹴球部創設によるサッカー伝来から100周年を祝う「静岡サッカーのあゆみ百年祭」がこのほど、静岡市内のホテルで開かれ、サッカー前日本代表監督の西野朗氏(63)の講演や100周年事業ロゴの発表などが行われた。

西野氏は冒頭で「小さい頃から静岡のサッカーに憧れていた。目標とする選手の多くが静岡県出身で、日本を代表するサッカー王国だと思っていた」と話した。その後、約1時間、ワールドカップ(W杯)ロシア大会・ポーランド戦での采配や、逆転負けしたベルギー戦を振り返った。220人の参加者は、真剣な表情で聞いていた。

県勢は、少年男子が国体で優勝20回、全国高校選手権では藤枝東や清水商(現清水桜が丘)など5校で10回の優勝を記録。この100年でサッカー王国の名にたがわぬ成績を残してきた。しかし、近年の同選手権では4年連続初戦敗退。岡野光喜県サッカー協会会長(73)は「かつての姿を取り戻せるよう、頑張っていきたい」と力を込めた。

県協会は今後、イベントや記念誌制作などの100周年事業を1年間、行う予定。これからの100年を展望したビジョンを発表し、サッカー王国再建を目指す。【河合萌彦】